コロナで解雇されてから、ここ数ヶ月は、とにかく面接を受けては落ち、受けては落ち、それはそれは疲弊しました。
ただ疲弊しながらも、徐々に面接の通過率は高くなっていきました。
とくに最初の電話面接はほぼパスすることができるようになりました。
その原因は一重に、慣れです。はい、私も何度も何度も同じことを聞かれれば、学習します。そして慣れます。
ということで、人事との電話面接でよく聞かれる質問をまとめてみました。
*僕が受けていたのはWeb Developer系のポジションが多いですが、この記事では人事との最初の電話面接で聞かれる質問をまとめたので、どんな職種でも大方似た質問になるかと思います。
一般的な質問
1. Tell me about yourself
これは必ず最初に聞かれます。
インタビューではなく、カジュアルに話そうというパターンのものでも絶対聞かれるので、1~2分くらいで、今までのキャリアについて話せる準備をしておくといいと思います。
ベラベラ淡々と語るのではなくて、「今までのキャリアと応募しているポジションとの繋がりが伝わるようなストーリー」があるといいなと感じました。
また、この1つ目の質問から、「こいつの英語おかしいな」と思われると、印象よろしくないので言い回しなどかなり気をつけました。
事前にこの言い回しが自然なものか、英語が母語の友人に確認してもらったりしました。
2. What do you know about our company?
100%聞かれるかというと意外とそうでもないです。
人事が自ら説明する場合もあります。
いずれにせよ、受ける会社の事は調べておいて損はないので、事前にWebサイトやLinkedInなどで調べておくといいと思います。
3. Why do you want to apply for this position? / What excites you about this role?
日本の就活だと、ここぞとばかりに「御社の社風に共感して」を繰り出す場面ですが、カナダの場合では、もっと個人的にどこにワクワクしてこのポジションに応募したのかというのを聞かれているような気がします。
何にワクワクするか?っていう質問が、個人的には北米感がある質問だなと思いました。
今までの経験についての質問
4. Tell me about your recent work experience.
最近の会社ではどんなことをしていたのか。
その経験から、どんな理由で今回のポジション応募することになったのかという繋がりが話せるといいかと思います。
5. What’s your greatest achievement?
募集要項にどんな人材が欲しいか、特にどんなソフトスキルをもった人が欲しいかというのが大抵の場合書かれています。
例えば、スタートアップ系だとリーダーシップがある人材など。
そういったソフトスキルをキーワードとして使って、成功事例を話せるといいと思います。
「僕がイニシアチブ取ってこんなことした!」ってのはかなり響く印象です。
6. How would your boss describe you?
これは考えておかないとそれっぽいことがすぐ浮かばない質問かなと思います。
最初に聞かれた時は、テンパって何と答えたか覚えてませんが、かなり支離滅裂なことを言った覚えがあります。
ちょっと時間を作って、上司、同僚は自分の働き方にどういう印象を持っていたのか考えておくといいかと思います。
3つの形容詞で表してというケースもあったので、3つ4つ当てはまりそうな形容詞を用意しておくといいと思います。
7. What was your biggest mistake and what did you learn from it?
当然ながらこの質問で聞きたいのは、失敗からどのように改善していけるかという点です。
ただ僕は、最初この質問をされた時、過去の大失敗を長々と話してしまい、ただただ仕事できないやつエピソードになってしまいました。
失敗をサクッと話して、何を学んだかに重点を置いて話すとよさそうです。
意欲、やる気系質問
8. What motivates you?
これも最初戸惑った質問です。
やっぱりこういう熱意に絡めた質問がカナダの方は好きだなと思います。
僕は「毎日何か新しいことを学ぶ満足感が僕を駆り立てる」みたいなことを言ってました。
結構どの人事も「I love it!」と言ってくれたので、気に入ってくれたんだと思います笑
9. What are your 5 and 10 year career goals?
これも個人的には明確な答えがないので、困ってしまう質問ですが必ず聞かれました。
マネージメントの経験が欲しいとかそれっぽいストーリーを作って臨んでいました。
やっぱりここでも、「野心がある」という感じが響くっぽいです。
10. What are your salary expectations?
事務的な質問っぽいですが、しっかり自分のキャリアポジションを認識してるか確認の意味を込めてる気もします。
11. Do you have any questions?
最後の質問コーナーは最大の熱意・野心アピールの場です。
人事の人は会社のスタイルを説明するのが大好きなイメージなので、とりあえずまずはそれを聞きます。
その後はポジションについて詳しく根掘り葉掘り聞いて意欲アピールをしました。
まとめ
やっぱり熱意を大げさくらいに示すことが北米社会では大事だなと思いました。
また日本の面接と比べて、会話の雰囲気がかなりフランクなので、余裕が出来てきたら若干ユーモア回答なども織り交ぜてみると良さそうです。
基本的に人事は、その後の面接ではサポート的な役割をしてくれるので、いい関係を保てると、面接開始時に雰囲気を和らげてくれたりします。
コメント
Kotaさん、大変ご無沙汰しております。畑中です。
その後お変わりないでしょうか?精力的に面接を受けられているようですね。私も最近また面接をいくつか受けたりしておりまして、このブログは非常にタイムリーな内容でした。幸い私はまだ現職中なため、全くプレッシャーなく面接できており、逆に多少偉そうな感じすら出てしまっている気もしています。最近7年ぶりくらいに自動車系の会社をリクルーターが紹介してきて戸惑いましたが、広告業界以外もまた考えてもいいかという考えにもなっています。ただ異業界は有効な面接の対策を考えるのに時間を要するので、結局根気が続かずネットフリックスで韓国ドラマを見てしまいます。
素敵な会社と縁があるよう、遠い極東の地より応援しております。ご自愛ください。
はたなか
はたなかさん
ご無沙汰しております。ご連絡頂きありがとうございます。
ブログの順番が前後していてわかり辛いのですが、実は新しい職が決まり先月から働き始めました。
就活中は就活中なりのストレスがありますが、いざ働いてみると、これまた色々なことを学ばなくてはいけなくて、人生にゴールはないんだなということをヒシヒシと感じている次第です。
個人的には、はたなかさんがメーカー畑で活躍している姿をもう一度みてみたいなと思います。お酒の席での話題は、そちらの業界の方が盛り上がるかと思います。
コロナの影響で、まだまだ帰国は考えられない状況ですが、帰った際はメーカーあるある楽しみにしております。
ご自愛ください。