バンクーバーのエンジニア系の面接では
1. 電話インタビュー
2. 技術テスト
3. オンサイトインタビュー
というのが定番の流れです。
Youtube で、エンジニアのインタビュー対策のビデオを見ると、
「大体電話面接はレジュメに書いてあることの確認で終わります」
と言う感じでこのステップはさらっと流して、技術テストとオンサイトインタビューを中心に皆さん話しています。
僕もこのファーストステップはさらっと行きたいところなんですが、どうしてもさらっと行かないんです。
よくよく考えると今まで、働いた会社を含めて面接でいいとこまでいったのは、全部最初からエンジニアチームの人とインタビューをしてくれるタイプのものでした。
どうも、人事との電話インタビューが最初に来るとガクッと成功率が下がります。
そもそもこの人事と面接をするのが業界の主流なので、ここでガクッと成功率下がると、あまりよろしくないです。
ということで、英語の先生に模擬面接を行ってもらい、どこがいけないのか辛口レビューをしてもらいました。
いや、これ早くやっておけばよかったと思ったので、気づきをまとめてみます。
「あんたはロボットか」
まず最初に言われたのがこれです。
オブラートに包まず、なんでも言ってくれとお願いしたものの、ここまでオブラートに包まないかと思って、少し泣きそうになりました。
「よくわからない事をぺラペラ早口で喋って、全く興味が湧かない」とのこと。
心にぐさっと来たものの、実は自分でも薄々感じていました。
こうなってしまったのは、就活当初のある気付きが関係しています。
就活を始めた頃は、自然な流れで会話をしようと思って、特に原稿など用意せずにインタビューを受けていたんですね。
ただそうすると「何か良いことを言わないと」と思って、やたらと話が長くなってします。
そして最終的に言いたい単語がなかなか出てこず、「こいつは何が言いたいんだ」的な雰囲気になってしまう。
この失敗の鉄板の流れです。
そんなこともあり、それ以降は紙に一言一句自分の回答をまとめて、インタビューに臨むことに。
「これで変にテンパることはないぞ」とかなり気持ちが楽になりました。
それからは、会社毎に原稿の内容を変えて使って、面接の数をこないしていきますが、結果は全く出ません。
そもそもインタビュアーの受け答えからして、あまり良い印象はありませんでした。
今振り返ると、それは当たり前で、淡々と用意していた原稿を読んでいるのが丸わかりで、インタビュアーからしてみても、めちゃくちゃつまんない奴だったからだと思います。
辛口先生から言われたのは、とにかくもっと「対話をしなさい」ということ。
1. まずインタビュアーが食いつきそうな回答を用意しておく。
2. 反応があったら、少しそこで対話をする。
日本の面接はどんな感じか知らないけど、こっちでは、ただの回答ではなくて対話するのが当たり前だからということ。
辛口先生の名言:
「熱意が全く伝わらない」
熱意が伝わらないのは、英語だからとか関係なく、僕の人生の永遠のテーマです。
今まで生きてきて、同じようなことを何度言われて来たことか。悪気はありません。
まぁただ面接をしてくれる人にとって、僕が「いやぁ実は僕って熱意を人に伝えるのが苦手なんですよぉ」
とか言っても全く知ったこっちゃないですよね。
しかもここはカナダ。日本より文化的にもっともっと熱意を表に出すことが重要な国です(と僕は勝手に思っています)
ということで、その文化に僕が寄せなければいけません。
辛口先生から頂いたアドバイスは、
1. ただYesという返事をするのではなく、Of course! としてみたり、 簡単な回答にも熱意ビームを出す。
2. 自分のポジションの事以外にも、会社のカルチャーについて質問して、「この会社だから応募しました!」という熱意を出す。
と言った感じです。
辛口先生の名言:
まとめ
書いていて当たり前過ぎて、「こんなことも出来てなかったのか」と、なかなかへこみますが、やってよかったです。
友人などではなく、まぁまぁ厳しい事も言い慣れている先生とかにアドバイスを貰うのはオススメです。
そして今日早速、電話面接の機会を頂き、とにかく明るいアレのごとく明るいキャラで、何度も対話に持ち込みました。
こういう準備をしっかり行ったからか、相手の人事の人も、よくいるアメリカの若者インフルエンサーみたいな、早口でAwesomeだけ連呼するタイプの人ではなく、ゆっくりこっちが言ったことに反応してくれるタイプの方だったので、やりやすかったです。
神様はみてるかもしれません。
ということで、僕が英語での電話面接に落ち続ける2つの理由パート2を書かずに済むように精進します。
コメント
Kotaさん、畑中でございます。面接は相手によっては苦労しますよね。私も雑談ベースで、業界内での知識やキャリアを聞かれる合理的な面接が好きです。ちなみに私が新卒で入社した会社の面接は、気合いはあるか?など精神面を試す質問がメインで、面接後には食事会にて飲酒を強要され、最後まで立っていられることが合格条件でした。
畑中さん
古き良き日本という感じがしていいですね。
そういう経験が案外グローバル人材にある種の深みを与えるのではと、畑中さんを見ていて思った次第です。
社長様のモノマネの話を思い出して、少し笑ってしまいました。
ご自愛下さい。
え、また就活してんの??ほんとに解雇なんだ厳しいな
アメリカ様の会社様次第なので、ほぼほぼ解雇ですね。
[…] […]